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2009年5月24日 (日)

「言志後録」 10

 すべて大きな困難に遭遇した時は、急に解決しようとしてはいけない。必ず暫くそのままにしておくがよい。即ち一晩持ち越すことにし、枕もとで半分ぐらいざっと考え、それを思いながら寝て、翌朝心が清く明らかになった時、引き続いてこれを思案すれば、必ずおぼろげながらも一条の活路が見えてくる。そうなると、その難問題の義理(筋道)が自然に心の中の集まってくる。こうなって後にゆっくりとこの難問題を一つ一つ区別して処理していけば大概間違うことがない。 (45)

 急がない方がいいということは、他の項でも言っている。ことわざに「急いては事をし損じる」とあるから、確かにそのとおり。私の経験でも、時間をおいたことで筋道がはっきり見えて、よい解決につながったということがある。またあるときは、放っておいたら自然と終息したという出来事もあった。
 しかし、放置しておいたのでは問題がこじれる、悪化するということのほうが、むしろ多いような気がする。責任ある立場の者、組織のトップは、むしろ即断即決が必要なのではないか。また、それを求められているのではないか。

 事には、常に2面、多面がある。
 最近の世情をみると、解決を先送りにしているように見えることが多い気がする。

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