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2009年1月25日 (日)

「言志後録」 7

 心の役目は思うということである。思うということは、道の実行について工夫を重ねることである。思えばそのことについてますます精しく明らかになり、いよいよ真面目に取り組むようになる。その真面目に取り組む方面からみて「行」といい、その精通する方面からみて「知」という。したがって、「知」も「行」も結局は「思」の一字に帰着する。(28)

 「論語」にも「学んで思はざればすなはちくらし」とあるように、「思う」ことの重要なことはよく言われるところ。「思う」ことは個々の人間がすることかもしれないが、効率を求める忙しい教育では「思う」時間を考慮に入れない。機械的に学んだことの受容量・残蔵量を測るようなテストが、人間を壊している。
 二宮尊徳だったか、「知行合一」ということを言っている。頭だけが大きくて、手足が退化したような人間が多くなった未来は、混乱から滅亡への道だ。最近の経済状況をみると、その傾向の現れではないかと思う。

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