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2008年8月25日 (月)

「言志録」 32

 己を失う(自信がなくなる)と、友人(社会の人々)を失う(信用をなくしてしまう)。人を失うと、何もなくなってしまう。(120)

 この項は、よく理解できない。自分を堅持することが大切なことは分かる。人を失うことが、何を失うよりも大変なことだということもわかる。しかし、どうもよく納得できない文脈なのだ。
 自信がありすぎるのも困ったもので、時々、不快にさせられることがある。いつだったか、書いたことがあったかもしれないが、ある俳優が「自信と謙虚の間」ということを言ったということを紹介したように思う。これが適当だと思う。自信は謙虚というオブラートに包んでおくぐらいが良い、と思う。
 この項の「注記」に、論語の中の一節を紹介している。これが面白い。

  ある人が孔子に「あわてものがいて転宅の際に自分の妻を忘れました」と言ったところ、孔子が「いやもっとひどい人がいる。自分自身を忘れている者がいる」と言ったということだ。

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