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2008年5月22日 (木)

「言志録」 19

 過去の非を後悔する人はあるが、現在していることの非を改める人は少ない。(43)

 後悔しても、過去の過ちが消えるわけではない。しかし、後悔をして、それを糧として、再び同じ過ちをしなければ、それはそれで立派なもの。かなり多くのものは、同じ過ちを繰り返すものだ。二度目くらいで大いに反省、繰り返さなければまあまあよいとすべきではないか。それが、私のような凡人の尺度だ。
 現在していることが非であることがわかれば、あえてそれを遂行するのだろうか。わかっていて推し進めるとしたら、それは悪意に満ちた行為だ。良かれと思って現在実行に移しているのであって、その是非は結果として出てくるものである。
 今、高齢者医療制度のことが問題になっているが、これとてまさか邪心が裏にあってこういう制度が出てきたわけではあるまい。現在、将来の閉塞状況を打開するために出てきたことで、それが善くない制度だとすれば、同じ目標のためによりよい方法を探り、改めればよいわけだ。いずれの方法をとるにしても、この問題はわれわれの負担が増すことにならざるを得ないのであって、ばら色の解決策などない。
 過ち、非は、しようと思ってするのではない。過ちは改めるに憚ることなく、迅速に改めればいいのだ。昔の人がそんなことを言っているではないか。

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