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2008年5月28日 (水)

「言志録」 21

 国家の安否をあずかる重臣の仕事は二つある。一つは外国の侮りを受けず、また国内で叛乱を起こさしめず、人民をして安心して生活させる鎮定であり、二は臨機応変の処置宜しきを得ることである。(52)

 今にして思えば、どうしてこの一節をメモしたのかはわからない。しかし、最近の国内、国外の政情をみると、実に大事なことを簡潔に言っていると思う。
 トップに立つものは、単に仕事ができるだけではだめだ。立ち居振る舞いや弁論においても人々をして「スカッ」とさせなければ、軽く見られてつけこまれる。福田首相は、どうだろうか。議会の演説、会議の答弁やあいさつ、記者会見などを見るとき、もっと「演技」を習練すべきではないかと思う。今となってはその時間が取れないから、無理なのかな。威風堂々とした雰囲気で、弁舌さわやかに力強い言葉に対しては、なかなか人は付け入ることができないものなのではないか?
 中国の大地震の被害には、心からお見舞いしたい気持ちだ。それと同時に、こんなに被害が大きくなったことと、対応がスムーズではなかったことに、平安時にどういう備えをしていたのかという疑問を持つ。しかし、この災害を機会に謙虚な気持ちで他国に学べば、おそらく力強い復興を遂げるものと思う。それには、政治体制や役人社会が変わる必要もあると思うが。
 サイクロンの被害に苦しむミャンマーにあっては、中国以上に難しい状況だ。まるで半鎖国状況だから、今の政治体制では復興は難しい。気の毒なのは、一般庶民だ。世界の常識から逸脱している国であっても、強制的な介入ができないもどかしさを感じる。

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