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2008年5月25日 (日)

「言志録」 20

 「言志録」の記事も、飛び飛び、気ままに続いて、20回目。この記事を書いている経緯、理由、解説めいたことは、最近では15回の記事に書いてあります。毎回書くのはわずらわしいので省略しています。

 大臣の職責は、政治上の最も大切なところだけを、統べ治めればよい。日常のこまごまとしたことは、しきたりに従って処理すればよい。ただ、大臣の重んぜられるところは、人の言わんとして言い得ないことを言い、人の処理に迷う難事を処理するにある。こんなことは、一年間に数回に過ぎない。だから平素の小事件にかかずらって、いろいろかき乱されたり、心を労したりしてはならない。(51)

 上に立つ者の心得が書かれている。「一国一城の主」的経験をしたことのある者には、よくわかること。大事と小事、緊急性を見極めて決断する。実行を指示して、責任をとる。こんなふうなことを思いながら職にあったような気がする。
 最近の政治社会をみると、まったく嫌気がさす。どっちもどっちだが、特に野党側の狭小、姑息な様子は、政権をとろうとするような資質を持っていないと見る。言葉尻をとらえて批判、追及し、反対だといって代案がない。まるで子供だ。いや、子供以下だ。
 「上に立つ者の道 32箇条」というのがある。岩澤正二というかつてマツダの相談役だった人のことばだそうだ。なかなか良いことを言っている。そのうちのいくつかを紹介する。

 5  権謀は無策に劣る。功詐は拙誠にしかず。
 6  功を部下に推し、責を身に引け。
 7  金銭に恬淡たるべし。
 9  己に薄く、人にあつく、己に厳に人に寛なれ。
 11 愚痴と立腹と厭味とは人の上に立つ者の大禁物、いいたきことあるも堪え得る雅量  
    あるべし。
 12 為すべきことを為すために、いかなる情実も、いかなる困苦もこれを排し、断固として
    なすべし。
 26 小疵(小さな失敗)をもって大功を没すべからず。

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