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2008年3月19日 (水)

姫辛夷(ヒメコブシ)

 庭のヒメコブシのつぼみが割れかかって、割れ目からピンクの色がのぞいている。もうずいぶん前に植えた木で、時々枝を剪定する。その枝を使って彫り物をすることがある。写真は、今年になって彫ったもの。「こけし雛」という題名で、今月初めの中央公民館祭りに出展した。高さ約20センチ、直径5センチ。
001  これまでも、人に「何の木?」と聞かれることがたびたびあった。そのつど「ヒメコブシ」と答えていた。しかし、ヒメコブシを知っている人はなく、「コブシですか?」と言う。
 その実、私もコブシとヒメコブシの違いを了解していたわけではない。そこで改めて辞典をひいてみた。

 姫辛夷 シデコブシの別名。モクレン科の落葉小高木。中国原産で庭園などに植える。コブシによく似ているが、がくと花弁の区別がない。十数個の花弁を玉串などに垂れ下がる「四手」に見立てた。
 辛夷 モクレン科の落葉高木。高さ7~8メートル。葉は互生し広卵形。春に香りのある白い花弁をつける。実は握りこぶしに似る。つぼみは「辛夷(しんい)」といい、解毒剤、材は器具・建築に、花は香水の原料などに利用。

 辞書の解説だけではわかりにくいが、別物だということはよくわかる。大まかに違いを言えば、コブシのほうがヒメコブシより大きい樹木、コブシの花は白、ヒメコブシは(辞書にはないが)ピンクだということか?それから、コブシの木は切ったことがないので分からないが、ヒメコブシは、枝を剪定すると切り口からいい香りがする。剪定してからしばらく乾燥させておくのだが、その後でも切ったり彫ったりするといい香りがする。
 これまでに庭の木を剪定してとっておいたものが何種類かある。その中では、最も彫り物に適しているかもしれない。樹肉が密に詰まっていて、やや硬いが、切り口が滑らか。今後も気が向けばとってある材料を使うことがあろう。

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