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2008年2月13日 (水)

言志録 4

 10年余り前に「言志録」を読み、共感するところを抜書きしておいた。いま、それを読み返しながら、所感を書き付けることにした。今回は、その4回目。

 志を立てて実績を上げるには、恥を知ることが肝要である。(7)

 講談社学術文庫の訳注には、訳注者・川上正光のコメントとして「恥は外からのものばかりではなく内心に恥じることもふくまれる」とある。「恥」という字は、辞典を引くと意味の最初に「きまり悪く思う。気がとがめる。自らやましく思う。」とあることから、内心に恥じることを中心に解釈すべきではないかと思う。外からの力によって恥じるのは当然であるし、難しいことではない。内心に恥じることこそ大事なのだ。

 「呻吟語」という書物の中に、「貧しいからといって恥ずかしがる必要はない。恥ずべきは、貧しくて志のないことである」とあるそうだ。この「貧しい」という意味も、経済的な意味だけではなく、精神的なものをむしろ考えるべきなのかもしれない。自分に足らざるところを知って,それを補おうとするところに「志」が芽生えるのではないか。

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